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1.そもそも、なぜプリンターまでチェックしないと駄目なのですか?
PDF作成ソフトの中にはプリンタードライバー形式でPDFを作成するソフトが数多くあります。たとえば、MS WordやExcelなどの文書を印刷アクションを通じてPDF化したり、ホームページをブラウザで閲覧中に印刷アクションを通じて、そのホームページをPDF化できます。非常に便利な方法です。 しかしながら、印刷を許可しているPDFの場合、そのPDFをPDF作成用のプリンタードライバーを使って「印刷」すると、もともとテキストや画像のコピー禁止などの入ったセキュリティ付きPDFであったとしても、そのようなセキュリティを(意図的に)無視して「ただのPDF」にしてしまうものがあります(一部行儀のいい「Adobe PDF」などのプリンタードライバーを除く)。 AJモードで加工したPDFファイルに含まれるAcrobat® JavaScriptもない状態になってしまいますので、イントラネットなどでユーザーがインストールできるソフトに制限が加えられる環境でもない限り、印刷を禁止することを弊社ではずっと推奨してきました。 ただ、やはり紙に印刷して情報を閲覧させたいという要望も多くいただいていましたので、「PDF作成用プリンタードライバー」での出力は禁止できる機能を有料オプションで追加させていただいた次第です。(もちろん印刷を禁止される場合は、この有料オプションは必要ありません。) 2.印刷時のパスワード入力が間違っていた場合でも、中身はエラーメッセージだったり空白ページだったりしますが、印刷自体はされます。何とか印刷自体が行われないようにはできないですか?
現在のところ、できません。仕様です。申し訳ありません。
3.印刷時にログを取得できるように、他のページに飛ばす機能ですが、印刷を途中でキャンセルした場合でも、ログ取得用ページに飛ばされます。キャンセルされた場合は、ログ取得用ページに飛ばないようにするか、キャンセルしたことを取得できないでしょうか?
現在のところ、できません。仕様です。申し訳ありません。
4.印刷時にログを取得できるように、他のページに飛ばす機能ですが、何ページから何ページを印刷したか取得できないでしょうか?
現在のところ、できません。仕様です。申し訳ありません。 その他、
5.印刷時にログを取得できるように、他のページに飛ばす機能ですが、画面遷移なしで、"Ajax的"にログを残すようにはできませんか?6.Google Chromeでも動作しますか?
いいえ、Google Chrome内蔵のChrome PDF Viewerでは、該当のAcrobat® JavaScriptがサポートされていないため、動作しません。 ですから、AJモード単独でご利用の場合で印刷を許可されたい場合は、ステップ4のGoogle Chrome(Chrome PDF Viewer)に関する設定項目で、Chrome PDF Viewerをサポートしない設定にしていただくことをお勧めします。 HTMLモードを併用される場合は、AJモードの設定でChrome PDF Viewerを禁止される必要はありませんが、HTMLモードの設定で、Google Chromeでは印刷を許可しない設定にしていただくことをお勧めします。そして、ユーザーには、PDFを印刷したい場合は、Adobe® Readerでの閲覧が可能なブラウザ(WindowsではIEやFirefox、MacではSafari)でアクセスするように促してください。詳細はマニュアルPDFを参照してください。 7.WEBサーバではなく、ファイルサーバでも動作可能でしょうか?
はい、「印刷時にログを取得できるように、他のページに飛ばす機能」を除いて動作可能です。プリンターの制限や、印刷時のパスワード機能は動作します。
8.Mac(Safari)でも動作しますか?
Adobe® Readerで閲覧している限りは、プリンター制限機能以外は動作します(仕様です)。印刷時のパスワード機能や、「印刷時にログを取得できるように、他のページに飛ばす機能」は動作します。
9.iPhone/Androidでも動作しますか?
いいえ。iPhone版Adobe® ReaderやAndroid版Adobe® ReaderはAcrobat® JavaScriptを実装していませんので、動作しません。
10.HTMLモードを併用していますが、Windows10のMicrosoft EdgeやMac版Firefoxで動作しません。パスワードも聞かれずに印刷できます。
Windows10やMicrosoft EdgeやMac版Firefoxの場合、基本的にオープンソースのJavaScript製PDFビューア「pdf.js」での表示になります。pdf.jsはAcrobat® JavaScriptをサポートしていません。ですから、HTMLモードのステップ2で印刷を許可しない設定にされることをお勧めします。そして、ユーザーには、PDFを印刷したい場合は、Adobe® Readerでの閲覧が可能なブラウザ(MacではSafari、WindowsではIEやFirefox)でアクセスするように促してください。HTMLモードの設定方法についての詳細は、マニュアルPDFを参照してください。
11.HTMLモード+PrintScreenキー対策を併用していますが、Windows 8.1+IE11などでパスワードも聞かれずに印刷できます。
HTMLモード+PrintScreenキー対策を併用されている場合、Windows 8.1+IE11やWindows10+IE11の場合、デフォルトでオープンソースのJavaScript製PDFビューア「pdf.js」での表示になります。pdf.jsはAcrobat® JavaScriptをサポートしていません。ですから、HTMLモードのステップ2で印刷を許可しない設定にされることをお勧めします。そして、ユーザーには、PDFを印刷したい場合は、Adobe® Readerでの閲覧が可能なブラウザ(Firefox)でアクセスするように促してください。 もしくは、HTMLモードの設定で、Windows 8.1+IE11やWindows10+IE11の場合でも、pdf.jsではなくAdobe® Readerでの表示になるように設定してください。そうすれば、プランセスPDF印刷 Plusは動作します。HTMLモードの設定方法についての詳細は、マニュアルPDFを参照してください。 12.一回だけ印刷を許可したいのですが、できますか?
一度の印刷アクションで何部印刷したかは分かりませんが、これが何回目の印刷かは一応は取得できます。これを応用すれば1回だけしか印刷を許可しないなどもできそうですが、実際には印刷しなかった場合やできなかった場合の検出ができないため、混乱・トラブルが必至だと思いますので、実装していません。
13.印刷時に印刷ダイアログ(プリンター選択画面)を表示させないことは可能ですか?
ローカルでのPDF表示の場合可能ですが、WEBでの表示では印刷ダイアログを非常時にすることはできません。また、ローカルでのPDF表示の場合も実装していません。ですから、必ず印刷ダイアログは表示されます。
14.Adobe® Reader以外のPDFビューアで閲覧したときは、印刷されてしまうのですか?
いいえ、そのようなことはありません。「プランセスPDF印刷 Plus」はPDF保存対策ソフト「PDF No Save・AJモード」ですから、保存対策がベースです。ですから、他のPDFビューアで閲覧したときはエラーメッセージが表示されますので、たとえ印刷しようとしても、エラーメッセージや空白ページしか印刷できませんので、「プランセスPDF印刷 Plus」の制御を迂回される心配などはありません。ご安心ください。
15.Mac版Adobe Readerではプリンターのチェックができないということなので、PDF化される可能性はありますか?
Mac版Adobe Readerでは、印刷ダイアログからOSの標準機能としての「PDFとして保存」を選択するとエラーにしてくれますので、ほとんどのケースでは問題ないはずです。 結局は、「プリント時にPDFとして保存することはできません。代わりにファイルメニューから保存を選択してください。」というエラーメッセージが表示されますので、PDFの再PDF化はできません。 16.印刷時のパスワードを間違った場合の挙動について。パスワードを間違った後も印刷イベント自体はキャンセルできず印刷のためのスプール(エラーメッセージの印刷のためのスプール)が起こるのは理解しましたが、スプール中にユーザーが手動で印刷をキャンセルしても、ブラウザ内に表示されているPDFファイルがエラーメッセージのままで、ブラウザをリロードしない限りコンテンツを閲覧できなくなります。
すみませんが、仕様です。ユーザーが印刷をキャンセルしたかはプログラムでは分かりません。ユーザーが印刷を終えるか、キャンセルボタンを押して印刷アクションが終了したか区別できません。そのため、元のコンテンツに戻すタイミングがありません。紙を無駄にしないためには、印刷をキャンセルすべきですが、キャンセルされた場合は手動でのリロードという手間が必要です。
17.印刷時のパスワード入力が間違っていた場合でも、既存のPDF作成ソフトでも、オープンパスワードを利用することで、特定の人しか印刷できないようにすることができるような気がします。
たしかに、既存のPDF作成ソフトでも、PDFにオープンパスワード+印刷禁止を設定し、一般ユーザーにはオープンパスワードを通知し、印刷を許可したい人にだけ編集パスワード(権限パスワード)を教えるようにすれば、特定の人しか印刷できないようにすることが可能です。 しかし、この方法ですと、ただの閲覧の場合にもパスワードを一般ユーザーに入力させることになりますから、場合によっては都合の悪い場合もあるかと思います。また、印刷だけを許可したい人にも編集パスワードを教えることになりますが、編集パスワードを知っていれば、PDFの修正なども自由自在ですし、Acrobat® JavaScriptの削除なども可能であり、権限を与えすぎという場合も当然あるかと思います。 その点、プランセスPDF印刷 Plusのパスワード制御機能を使えば、印刷時にのみパスワードを尋ねられるようになりますし、編集パスワードのような権限の強いパスワードとは別ですから、より安全です。 18.HTMLモードを併用していて印刷させたいのですが、ツールバーが非表示になっているため、どのように印刷していいのか分かりません。
HTMLモードを併用される場合は、基本的には印刷はPDF上での右クリックからになります。それがユーザビリティー上問題がある場合は、有料オプションの擬似ツールバーのご利用をご検討ください。
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